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物語と拳法が好き@diethyl_ether
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彼の地は神の祝福を受け、僅かな起伏も計算し尽くされた美しさに満ちていた。
其の空に星は無く、然し常に明るく何者も隠れることは出来なかった。 暖か過ぎず、寒過ぎず、風が生じる事も無かった。 全てが完璧であった。 只、何処からか 「カタ・・カタ・・」 と、何かが揺れるような音が聞こえる事があった。 もう五年。施設を出て、もう五年。 私を連れ出した三人。私達四人で悪魔とデート。良い人達だった。 今は二人。大好きな彼の人、純粋な彼の人、一人私に声を掛けなかった彼の人。二人きり。 悪いのは私?違う。私は言ったもの。 「知ってる?虹の上には悪魔が住んでるんだよ。」 続 (勿論、続かない)
最終話
結局、事件でもなんでもなかったのだろうか。 かつて、皆が"秘密基地"で遊んでいた頃、ロボットの反乱がSF小説にたびたび登場していた頃、僕らはこの"対人恐怖症"とは無縁だった。 そこには只、溢れんばかりの好奇心と、躓くと目に留まる一握りの孤独感があった。 なんの変哲もない一日が過ぎ、僕は僕の―父の?―フランケンシュタインコンプレックスを再確認しただけだった。 当然、僕の行いは人に知られることはなかったし、父は離婚を思いとどまることができたのだ。 やはり、目の前の風景に変化はない。 父はSTM'00を片手に昔のアニメを見ている。 ―・・・を悪者にしちゃいけな・・・― 冬の風が火照った体に心地よい。 空のプラスチックボトルが飛んでいた。 終 |
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