物語と拳法が好き@diethyl_ether
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これは管理人:C2H5OC2H5の作った物語です。実在の人物、事件とは関係ありません。
つまり、フィクションです。 -------------------------------------- きっかけなんか、無かったと思う。 ある時突然誰かが思いついて、皆始めた。 別にどうでも良い奴だったし、そのうち飽きるだろうから。 大人が言えばやめるだけだし、「なんだか悪い事したな」なんて思っちゃう人もいるわけだし。 僕はどっちも経験ありだけど、他人に泣きつく奴の気持ちは全然わからない。 「相手の気持ちになって見ろ」とか言われても、わからないからやってるわけで、(僕を含めて)わかる奴等だってやられるよりやる方が楽しい。 憂さ晴らしになるんだ。 ある時、そいつのノートを見たんだ。 落書きだらけ。 そのとき初めて知った。そいつの絵が上手いこと。 僕も絵が好きだった。(正直)友達といるよりも好きだった。 いつからか、そいつのノートを見るようになった。 見たことのない城みたいな絵を描いてる日があった。 その日で終わったからよく覚えてる。 次の日、そいつに話しかけた。 「何描いてるの?」 「なんだろう・・」 絵の隣に文字がたくさん並んでいたが、それではないんだろうか?(ラピュタ ルルイエ シャングリラ エデン シャンバラ) 少しわかる気がした。 表すならば、ユートピア。無い場所。 僕みたいな奴は大抵、自分を”特別な奴”て思いたがるんだ。 そして自分と同じ事言ってる奴を軽蔑するんだ。嫌いになるんじゃなくて。 そして、たまに自己嫌悪に陥るんだが、寝れば忘れられる。 僕は逃げるように家に帰った。 そして、友達から貰ったナイフを手にあてた。 汗で滑る。 「はは、やっぱこええじゃん」 声が出てしまった。
虚ろな目をした子供等はマシンガンを振り回し、鳥が龍を喰い散らかす。
囚われの民は神と争い、狼の子等が世界を支配した。 ただだるいだけの日々が過ぎ、雷は光の文字を示す。 何の意味もない言葉の羅列に意味を探し、愚かな人々が貪る。 九つの頭を持つ神は海に沈み、妬む神はまだ現れない。 平和の礎は鉄の玉を放ち、神に帰依した者を貶める。 剣をお渡しになった主は蘇らない。 雫からできた島は平穏と富を得、五本指の龍を失った国はまだ眠る。 小人は海を渡らない。 ただ鰐は笑うのみ。 光の手紙は網をくぐり、ゴミを置いていった。 |
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